#44 運転者
運がいい!っていうことや
運が良くなかったな、ということは日本語として正しいと思いますが
「運転者」という本の定義では少し違うようです。
タクシーの運転手=運転者が主人公の運命を変えていくというお話で、
運を転ずる者という二つの意味がかかっているタイトルになっています。
運は良い悪いではなく、ポイントカードのように「貯める」「使う」という表現があっていて、
運をためるにはGiveを多くすることが重要なようです。
人のためになることをしたりすることはもちろん、いい気分でいるだけでも運は貯まるようです。
自分がいたことで周りにプラスなことができれば、それはいつか自分に回ってくる。
でも、もし自分がネガティブな感情だとせっかく貯めた運が回ってきたときも、否定的にあしらってしまってものにできない。
だから、いつもいい気分でいることが、運も貯まって運を上手に生かせるというわけなようです。
確かに、いつも否定的なことを言っている人とは関わりたくないと思うのが自然で
いつもいい気分でいる人とは何か一緒にしたいとか思うのが人間の波動なのかなと思うと、とっても理論的だなと感じました。
本のストーリーはとても感動的で、ハンカチなしには読み進めないものでした。
多くの気づきが得られる良書でしたのでお勧めいたします。
読書の秋と言いますが、秋は活動しやすいので
寒くて雪が降って外に出れない冬こそ読書の季節なような気がします。