Mr.セロトニンの日記

EAT TO LIVE, NOT LIVE TO EAT

#4 オーストラリア滞在記

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How are you going today? みなさんこんにちは。Mr.セロトニンです。

今はスピーキングやライティングの試験もあるので測れるようにはなってきてますが

TOEICで点が取れるのと実際に英語が話せるのにはギャップがあるのは事実だと思います。

今回は英語勉強の続編ということで、いかに英語を話せるようになったかについて語りたいと思います。

 

 

Index -もくじ-

  1. 思い立って海外へ
  2. カルチャーショック
  3. 自分の英語力がそんなに通用しない現実
  4. 英語を使わないといけない状況に身を置く
  5. おわりに

 

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  1. 思い立って海外へ

英語の勉強の甲斐あってか、会社で英語にまつわるプロジェクトリーダーをさせてもらう機会を頂けました。チームは外国人10人と自分を含めた日本人3人。外国籍の方達はほんとど日本語が話せないので会議などは英語で進みます。同僚の日本人2人はどちらとも大学が海外だったのもあり英語は流暢です。

英語力の低い私がその中で一番会話に入れていないという事態になってしまいました。

そこで思いました。この中で、自分だけ海外に住んだことがないということを。

今考えれば、日本にいながらも会話力を伸ばすことは難しいことじゃないと思っていますが(オンライン英会話など、そのお話もまた別の記事で)、

当時は海外に住んでみたいという理由もあって、そのプロジェクトの後に会社を辞めて海外に行くことにしました。

 

 

  1. カルチャーショック

オーストラリアかカナダかで迷いましたが、オーストラリアの方が気候的にも経済的にもいいような気がしてオーストラリアのブリスベンという都市にワーホリで行くことにしました。

 

オーストラリアではシドニーが一番大きな都市でメルボルンが2番です。

ブリスベンは3番目に人口が多い都市で、都会すぎず田舎すぎずという感じです。

夏でも日本のようなジメッとした暑さもなく、冬もそんなに寒くならない気候がまず過ごしやすかった理由の一つです。

台風や地震もないです。

緑が多く、街にベンチが多く、広々とした空間が広がっているのも気分を上げてくれます。

最低賃金も高く、給料や家賃などは週計算で週払いのところも多いせいか経済が回っている印象がありました。

いろんな国籍の方が自由な格好で人目を気にせずリラックスした(少なくとも東京よりは)感じがしたことを覚えています。

最初に電話をかけたくて、公衆電話のところであたふたしていると、見知らぬ人が携帯電話を貸してくれました。警戒心を持ちながらもお借りしてことなきを得ましたが、日本ではドラマでない限りこういうことはないように思えます。その人がすごく優しかっただけでしょうか。

 

カルチャーショックといえば、電車やバスの遅延が当たり前なこと。遅延どころか、予告なしにスキップ(運休)にされることもあるので、交通機関を使って移動する際はかなり余裕を持って出発する必要があると日本人の私は感じましたが、そもそもそういうことが日常茶飯事だから遅刻に対して寛大であまりみんな気にしないのかもしれません。

そしてもう一つが郵便サービスの日本との差です。お届け日や時間帯指定、配送状況の確認、再配達のサービスがどれだけ素晴らしいかを痛感させられました。オーストラリアでは日時指定はできず、再配達もないのでまぁまぁ遠い郵便局にもらいに行かなければならず、時には荷物が届かなかくどこかでなくなったみたいなことを言われたこともありました。

それ以来、どうせ郵便局に取りに行かないといけないなら買い物したほうがいいと極力郵便サービスを使わなくなったのは言うまでもありません。

 

住む場所によって、いいところもあれば、やっぱり良くないところもあって、どこに住んでもそう思うことでしょう。なら、ビザがあって日本語が話せる日本が住みやすいと今は思っています。

 

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  1. 自分の英語力がそんなに通用しない現実

空港を降りて、職員の方の誘導から聞き取れないのが連発し、自信はすぐに失われました。

「ワイヤイ」と私の耳は聞き取り、どういう意味かなと考えていたら、

「ウェイアウト-Way Out」のことだとわかりました。

イギリス英語はaの発音が「エイ」でなく「アイ」になることが多いです。

そしてway のyとOutのoが引っ付き、outのtは無声化でないようなものですから

「ワイヤイ」などと聞こえてしまい、意味が追いつかなかったのです。

 

オーストラリア経験者のあるある話で

“Do you want to come to die?”というのがあります。

直訳すると「今日、死にに来たい?」とサスペンスな英語になってしまいますが

Todayはアメリカ英語では「トゥデイ」と私たちの馴染みのある発音を使っていますが

オーストラリアでは「トゥダイ」と発音します。

だから先ほどの英語は

“Do you want to come today?”(今日来る?)という英語でサスペンス性はグッと低くなります。

 

TOEIC845点取れてるから、そんなに英語で困ることはないだろうくらい思ってましたがだいぶ甘かったです。

アメリカ英語とイギリス英語の発音の差に加えて、みんな綺麗な英語を話してくれる訳ではないということ。

英語にもアメリカ英語とイギリス英語で発音や単語が違いますが(標準語と関西弁のようなもの)

オーストラリアはイギリスに近い発音に独自のスラング(オーストラリアでしか使われない英語)があります。

 

私がよく勉強していたDuoの音声はアメリカ英語なので、イギリス系の発音や言い方が聞き取りにくいという弱点があります。今でもイギリスのドラマや映画は聞き取りにくいです。

そしていろんな国籍の方がいて、自分のように英語を母国語としない人もいたり、インド系の英語、中華系の英語、ヨーロッパ系の英語など、簡単な文章でも違う意味に聞こえることがあるので慣れるのには苦労しました。

 

でもこれこそが机に向かって勉強しているだけでは得れない経験で、望んでいたことでもありました。

 

 

  1. 英語を使わないといけない状況に身を置く

せっかくオーストラリアに来たので、私は自分のコントロールできるところではいっさい日本語を使わないことを決意しました。

携帯やPCの設定を英語にする

日本語のニュースやテレビ、動画は見ないで、全て英語で見る

日誌や考え事、メモも英語

単語帳も、英英辞典のように英語で説明

となるべく英語脳に近づけるように意識しました。

その中で救われたのが、海外ドラマの存在でした。

FriendsやHow I Met Your Mother, BigBang Theoryなどは字幕も英語にすれば勉強にもなって笑かしてくれて、海外の文化もわかって一石三鳥と楽しんでみていました。

英語がわかるようになればなるほど、ドラマを楽しめている感覚がありました。

 

 

ところで、言語を覚えやすい人、覚えにくい人というのは存在し

私は後者だと思っています。

左脳的というのもありますが、必要ないことは喋りたくないという性格だからです。

言語は失敗したり、アウトプットしながら覚えていくのが近道ですが

間違っている文法や発音で話しかけるということに心のどこかで抵抗がありました。

そんな私には、自分と同じレベルで間違ってもいい環境=学校の力を借りることにしました。

ディスカッションや意見を言う時間が設けられているので、嫌でもアウトプットしなければならない環境を作り出すことで、会話力がまた一つ伸びました。

 

 

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  1. おわりに

オーストラリアから帰ってきた後、ベトナムを3ヶ月経由し日本へ帰国しました。

音楽もスポーツも、筋肉もなんでもそうですが、使わないと能力は衰えていくものです。

せっかく勉強してきた英語力を維持したいと、オンライン英会話を始めました。

フィリピンの講師はネイティブより割安で、もちろん英語もちゃんとしているので

非常にコスパの良い勉強法だと思いました。

今は職場で英語を使える環境なのもありオンライン英会話はしてませんが、

別に海外に行かなくても英語が話せる環境が作れるのでおすすめです。

Good luck your study!